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2020年 2月4日
以前「安芸津の家」の床仕上げにポリッシュコンクリートを使用しました。
進行中の「向洋の家」の床も、ポリッシュコンクリートで仕上げます。
写真はわかばやし装飾さんが製作してくれたサンプルです。
若林さんは、研究熱心でポリッシュコンクリートに熱い思いを持ったプロフェッショナルです。
コンクリートの表面を研磨すると、石のように光沢が表れます。
コンクリートの長所として、工場で作った床製品と比べて
「物質」としての信頼性(存在感)があると思うのですが、
人の手仕事だからこそ味わえる本物感を建築に醸し出してくれます。
今とても楽しみにしています
こちらは、わかばやし装飾さんがコンクリートを磨き上げている動画です。
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11:37, Tuesday, Feb 04, 2020 ¦ 固定リンク
「向洋の家」で ホワイトコンクリートを床の一部と洗面台に使用します。
長年ホワイトコンクリートを使用したいと思っていましたが、3年前に
ようやくホワイトコンクリートを扱える職人さん(わかばやし装飾さん)
と巡り会うことができ可能となりました。
ホワイトコンクリートは文字通り 純白色のコンクリートです。
日本では建物をホワイトコンクリートで建てる事例はあるのですが、
値段も高くなるので一般的ではありません。
自分が知るところでは、スペインでは進んで使われているという印象があります。
ホワイトコンクリートのメインの材料は、ホワイトセメント。
そのホワイトセメントを国内で唯一作る工場が三原市の糸崎にあったのですが
(山陽白色セメント=太平洋セメント糸崎工場)
残念ながら 3年前に操業を中止し
今では、太平洋セメントが主にタイのサイアムセメントから輸入している状況です。
写真は10年前に工場見学させていただいた時のものです。
太平洋セメントが操業を止めるときに、同工場で生産された
ホワイトセメント1袋を購入し保存しているのですが、
「向洋の家」に、その1袋を使いたいと思います。
10年前に当時の中根社長に親切に工場を案内していただきました。
やっとホワイトコンクリートが使えることを喜んでいます。
こちらは当時書いたブログです。
ホワイトセメント工場見学
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11:10, Tuesday, Feb 04, 2020 ¦ 固定リンク
ホワイトコンクリートの材料として必要となる寒水石(石灰岩)の採石場。
石灰岩の採石場は露天掘りが多いのですが、ここ神石高原町にある
カルファイン金平工場さんは、地下で採掘しています。
現在の深さは地下180m。
先日、その地下坑道を見学させていただきました。
坑道は天井から床まで 一面純白の世界。
この金平工場では 一般的な石灰岩(堆積岩)と異なり、
火山の熱で石灰岩が変成作用を受け大理石(変成岩)となっているので、
純白で良質の石灰岩が産出されています。
高品質すぎるので、金平工場の製品は
国内石灰岩の主用途であるセメント、鉄鋼の材料としては使われていません。
動画で詳しく カルファイン金平工場と山宝工場の採石方法が紹介されています。
国内で石灰岩を地下で採掘しているの場所は珍しく、岡山県の新見市の集中していて
備北粉化、日東粉化、三共精粉などの会社で地下採掘を行っていると教えていただきました。
こちらは備北粉化さんの紹介動画です。地下採掘の唐櫃鉱山も紹介されています。
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11:07, Tuesday, Feb 04, 2020 ¦ 固定リンク
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