2014年 5月17日
昨日、「須波の家」を訪れた際に、海を見ながら施主と話している中で、赤く囲った島が 「宿祢島(すくね島)」だと教えていただきました。
「あの島」が、今までずっと見ていた風景にあって、こんなに近い場所にあったのだと、どえりゃー、驚きました。
知っている人には有名な無人島なのですが、
かつて、この島で村上坂一郎という男が一人、27年間自給自足の暮らしをしていたこと、
その話を下敷きに、この島で、新藤兼人が、映画「裸の島」を撮影したこと。
を数年前に知ってから興味を抱き、映画を見てさらに、
瀬戸内の小さな島々、中国山地の小さな山村の暮らしが昔からどのように営まれてきたのかに関心が広がり、
中国地方の民俗学への興味のきっかけになった島なのです。
映画「裸の島」はyoutube で見ることができます。お勧めです。
この映画を見ると判るのですが、島全体に畑が作られ、丸裸のような状態でした。
昔は多くの島々はこんな風景でした、それらも今では耕作する人もいなくなり雑木林に戻っています。
宿禰島は、今年の2月に競売があり福山市の方が800万円で落札しました。
その後新藤兼人監督の次男さんたち映画を愛する人たちの会が買い取り三原市に寄付されると、
最近のニュースで報道されていました。
「須波の家」のテレビで、横に「宿祢島」を見ながら、映画「裸の島」を見てみたい!
新藤兼人「裸の島」https://www.youtube.com/watch?v=OjVtXe2pLaU
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08:33, Saturday, May 17, 2014 ¦ 固定リンク
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