2014年 5月15日
中学の時に買ったフィルムの一眼レフカメラ、出番がないからここ20年しまいっぱなしでした。
しかし、最新のデジタルカメラでも、当時のレンズは使えます。
右のシルバーのカメラが古いペンタックスのカメラ、それと、それにつける交換レンズたち。
それらのレンズ全てが、中央の新しいソニーのデジカメで使える。
ピントや絞りなどオートでは撮れないけれど、昔はそれが標準でした。
金属の質感と、ピントリングの操作感は、現代のレンズには及ばない喜びがある。
昔のカメラや時計は、今のような買い替えを前提とした消費財としてでなく
一生ものの思いで作られていたのではないだろうか。
それが技術者のクラフトマンシップだった。
物を大事にしたいと思わせるつくりなんだと思います。
建築も一緒、大事にしたいと思われるような建築をつくらないといけない。
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下の写真は、新旧の組み合わせカメラ&レンズで撮影した写真。
施主との土地探しの際の一コマ
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11:35, Thursday, May 15, 2014 ¦ 固定リンク
土地探しから施主と一緒に始めるプロジェクトが最近続いていて、自分が住むんだったらこんなところがいいなと、こちらも夢をかき立てられる。
敷地の中よりも、周辺がどんな場所なのか、敷地周囲の状況が大事だ。設計段階では、周辺環境と住宅内部の相互関係の中から、気持ち良さを生み出そうとするからだ。
単に眺望がいいということではない、空の広がりとか、隣家や道路や自然との距離、「ゆとり」の質を感じ取るということだと思う。
自然豊かな場所であると、街から遠くなり、それはそれで不便な面も生じることもある、そのような時に施主の価値観に触れることができる。
人間の魅力が、住宅の魅力に醸し出されるのがいい住宅だと思うが、土地探しの段階から漂う施主の魅力に触れられることも、ありがたいと思う。 |
11:20, Thursday, May 15, 2014 ¦ 固定リンク
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