2014年10月 |
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*僕はいわゆる、Iターンで福山に来た。
*最近、地方創生や里山資本主義と地方の話題は盛り上がりを見せているが、 先見の明があるなと、時代を先取りする自身の嗅覚の鋭さに自信を深める。
半分冗談、半分本気ではあるけれども…
*福山に来た理由を一言で言うのは難しいけれど、これが一つのきっかけだったと間違いなく言えることがある。
高校生の時、通学途中に読む次の本を探そうと本屋をうろうろしていたら、一冊の写真集に目が止まり、手に取ってみた。 瀬戸内の写真集だった。パラパラとページをめくって、本棚に返した。
立ち読みに終わった。
そのことを思い出し、最近古本で購入したのが、この本。
今では見慣れた瀬戸内の風景も、当時は、のどかな風景と人々の暮らしがとても美しく感じた。 大学生になって、実際尾道に遊びに来て、向島を一周した。その時受けた感動は今も覚えている。
この写真集を今見ても、向島を1周しても何一つ感動はしないのだが、 そうか、既に自身の日常になっている、言葉を変えると、瀬戸内の空気感を自分のモノにしたということで納得している。
*最近、田中角栄の「日本列島改造論」、藻谷浩介の「里山資本主義」を読んだ感想として、 方法論は違っていても,共通することは 1 地方の人口(若者)を増やす事 2 地方に仕事を増やす事 ということを大事にしている。
*個人的な体験から言うと、その目的のためには、地方を美しくすることが一番だと言いたい。 美しいと感じたら、もの好きな人間は勝手に集まってくるのではないだろうか?
高度成長期、地方も同時に豊かな時代になった時代でも、人々は都会に集まったではないか。 地方に雇用の場を増やしても、そもそも魅力がなければ人は集まらないのではないか。
当時の「都会の魅力」に変わる、同程度の「地方の魅力」つくりが大事なのだと思う。
僕は、昨年訪れたスイスの美しさに惹かれて、移住したいという気持ちにさせられた。 スイスに近いドイツ、オーストリア、ルクセンブルクも含めた、そのあたり一体の風土や建築、人々の美に対する感性というのは素晴らしい。僕の好みとジャストフィットしたのだろう。とても田舎なエリアである。
「人々の美に対する感性」羨ましいの一言、日本人には叶わないレベルだと思う。
翻って、福山市の実際の市中心部、郊外、中間山地の景観は美しいといえない。 美しくするほど、地方都市は盛り上がると思うのだが、どうだろう。
まず手始めに、美しくするためには汚いものを無くす、 市内の全ての看板を撤去するプロジェクトを本気で考えて、国に申請する「地方創生」などどうだろうか?
*なぜ、しまなみ海道に、全国、外国からわざわざ自転車に乗るために、多くの人が集まるのだろうか。
「美しい」からである。
地元にいるとその素晴らしさにはなかなか気付かない、慣れは怖い、判ってながらもつい放っておいてしまう。 風土の潜在能力に気づき、活かし、もっと美しいものにしていけばいいと思う。 |
13:03, Sunday, Oct 12, 2014 ¦ 固定リンク
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