2014年7月 |
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*なぜ皆オープンカーに乗らないのだろう? と今までオープンカーしか所有したことのない僕は思う。 屋根を開けて 自然の中をドライブすると なんと楽しいことか!
オープンカーに乗らない人は、この気持ち良さを単に体験したことがないだけなのだろうか? それとも、そもそも屋根を開けても気持ちいいと感じないのだろうか? 僕には この気持ち良さを考えると、多少の不便さなど、些細な問題である。
車には屋根があるという常識を、ちょっと違えるだけで 世界は楽しくなるといったら大げさか。
*事務所では、今まで「外の気持ち良さ」をいかに、「室内の気持ち良さ」に引き込めるか 有り体の言葉でいえば、「外部と内部が一体となった気持ち良さ」を追求してきた。
事務所はマンションの一室である。 いつも外を見て思う、高い階の気持ち良さは、眺めがいいということよりも 遠くまで広がる空間の中に身を置く事が、部屋の大きさがもつ限界を簡単にこえて 広いことは気持ちがいいという単純な事実を味わえる ということにある。
一年に数日 四国の山並みまではっきり見える日がある。 春や秋は 24時間バルコニーの窓は全開放しているので、窓ガラスの存在はないに等しい ふと考える、24時間数日に渡って窓を全開放している部屋にとって、室内外の境界はどこか?
そうすると、思うのである。 事務所の広さは 瀬戸内海をこえるほど広い、 僕は、バルコニーより先は部屋の中で床がない部分として認識している。
*また、普通室内で行う行為を 外で行うだけで、気持ち良さが変わることも 大きな感心事である。
幸いバルコニーがちょっと広めなので、外で食事をするのは序の口で、 バルコニーにベッドを組み立て、外で寝る事もしばしば経験してきた、 いい住宅を設計するための人体実験の一つである。
体験したことのない人は、夏は良くても、冬は無理だと思うだろう。 しかし 事実は逆である、夏は朝4時には朝日が眩しすぎて寝ていられない。 寒い冬でも、羽毛布団に入りこめば朝まで熟睡できる程度に暖かい、
野山でキャンプの際テントをはったとしても、虫がでたり、 朝方には地面からの湿気や朝つゆに濡れたり 悩まされるものだが、そういうこともない。
*オープンカーもしかりである、空の青色がまぶしい夏に「気持ち良さそうですね」と 声を掛けていただくことが、しばしばあるが 実際は、帽子をかぶってなければ一発で熱射病になる。 冬はその逆で暖房が効くので快適である。 近くのコンビニまで歩いて買物に行く方が、寒さが身にしみる。
こういう話もある、
高速道路を屋根を開けて走っていたら、土砂降りのにわか雨に遭遇することがある。 実は90キロのスピードで走っていたら、車内も人も濡れない。 雨は全部 後ろに流されるのである。 前後の運転手は お気の毒にと思うだろうが 追い抜きざまに、僕がニコニコして運転しているのを見ると、理屈がすぐに判り目を点にする。
このように 体験したらイメージと大きく違うことは、往々にしてあるのかもしれない。
*前振りが長くなったが、事務所に五右衛門風呂を置いて半年がたつ。 日本人は温泉好き、風呂好きが多いが、なんで 家では内風呂にしか入らないのだろう 露天風呂はこんなに気持ちいいのにである。
露天風呂はなんで気持ちがいいのだろう? 実に不思議である。理由は判らないが 実行してみると 単純に気持ちがいい。
実に単純、シンプルな事実である。
*お風呂は 広島の大和重工さんという会社の製品である。 鋳物を得意とする広島県の企業である、設計の際でも、シンプルでモダンな 大和重工さんの浴槽を選ぶことが多い。 海外製の鋳物ホーロー浴槽に比べ 鉄が厚いのが品質に信頼がおける
ちなみに、国内で現在、五右衛門風呂を制作しているのは、大和重工さんだけだそうだ。 地元の企業は応援したくなるものです。 http://www.daiwajuko.co.jp 大和重工さんのホームページもご覧ください
*その大和重工さんから、持ち運びができる五右衛門風呂が販売されているので購入した。 ネーミングもいけている「湯牧民」という名前で、キャンプにも持ち運びができるというのが売りだ。
さすがに薪で湯を沸かすことはできないので、室内からホースを伸ばしてお湯をはっている。
*事務所に五右衛門風呂を導入した話をすると、反響の大きさが嬉しい 多くのご要望を受け写真を掲載させていただく
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19:12, Friday, Jul 11, 2014 ¦ 固定リンク
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