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香月洋一郎氏の「景観のなかの暮らし」(未来社)という本は、農村がどう拓かれていったか、農村にどう人が住み着いてきたかを、フィールドワークを通じて調査した記録である。
三原市の集落が調査対象になっている。
本で紹介されていた三原市八幡町篝に足を伸ばした。著者の撮影した1975年の写真からは写っている農家の姿も変わっていて、この40年でも歴史は更新されている。
この本によると、この写真に写っている農家は、安土桃山時代の430年前1582年、備中高松城の戦いの折に小早川家側の武将の弟が兄の菩提を弔いこの篝の地に来たという家譜があるとのこと。 その後、412年前の1601年の検地帳の写し、187年前の1825年の「芸備通志」にもこの地の記録が見れることから、おおよそ400年前からの先祖が住み着いてきた家とある。
美しい農村の景観は長い年月をかけてつくられてきた。歴史を感じながら今に較べたら不便だったであろう昔の苦労に思いをはせ、田んぼに水の張られた初夏のこの季節に農村をドライブするのが、ここ15年間続いてきた趣味である。 |
22:12, Sunday, May 19, 2013 ¦ 固定リンク
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