プロフィール
藤本寿徳

2024年11月
S M T W T F S
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22
23
24 25 26 27 28 29 30

最近の記事
新刊のお知らせ-「建築・住宅デザ ..

アスタリスクのミニムービー

大山6合目避難小屋の美しさ

かっちりつくる

以前の記事
2024年 7月
2024年 3月
2021年 8月
2020年 8月
2020年 3月
2020年 2月
2020年 1月
2019年12月
2019年 9月
2019年 8月
2018年 2月
2016年 8月
2016年 6月
2016年 5月
2016年 4月
2016年 3月
2016年 2月
2016年 1月
2015年12月
2015年10月
2015年 6月
2015年 4月
2015年 3月
2015年 2月
2014年12月
2014年10月
2014年 9月
2014年 8月
2014年 7月
2014年 6月
2014年 5月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年 9月
2013年 7月
2013年 5月
2013年 3月
2013年 1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年 9月
2012年 8月
2012年 7月
2012年 6月
2012年 5月
2012年 4月
2012年 3月
2012年 1月
2011年11月
2011年 8月
2011年 7月
2011年 6月
2011年 5月
2011年 4月
2011年 3月
2011年 2月
2011年 1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年 9月
2010年 8月
2010年 7月
2010年 6月
2010年 5月
2010年 4月
2010年 3月
2010年 2月
2010年 1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年 9月
2009年 8月
2009年 7月
2009年 6月
2009年 5月
2009年 4月
2009年 3月
2009年 2月
2009年 1月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年 9月
2008年 8月
2008年 7月
2008年 6月
2008年 4月
2008年 3月
2008年 2月
2008年 1月
2007年12月

 



趣味
香月洋一郎氏の「景観のなかの暮らし」(未来社)という本は、農村がどう拓かれていったか、農村にどう人が住み着いてきたかを、フィールドワークを通じて調査した記録である。

三原市の集落が調査対象になっている。

Untitled

Untitled

本で紹介されていた三原市八幡町篝に足を伸ばした。著者の撮影した1975年の写真からは写っている農家の姿も変わっていて、この40年でも歴史は更新されている。

この本によると、この写真に写っている農家は、安土桃山時代の430年前1582年、備中高松城の戦いの折に小早川家側の武将の弟が兄の菩提を弔いこの篝の地に来たという家譜があるとのこと。
その後、412年前の1601年の検地帳の写し、187年前の1825年の「芸備通志」にもこの地の記録が見れることから、おおよそ400年前からの先祖が住み着いてきた家とある。

美しい農村の景観は長い年月をかけてつくられてきた。歴史を感じながら今に較べたら不便だったであろう昔の苦労に思いをはせ、田んぼに水の張られた初夏のこの季節に農村をドライブするのが、ここ15年間続いてきた趣味である。
22:12, Sunday, May 19, 2013 ¦ 固定リンク

△ページのトップへ