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昨日は田尻の家の待ちに待った1階のコンクリート打設でした。 「コンクリートから人へ」のキャッチフレーズが溢れて、何かとコンクリートは悪いイメージに捉えられるのは勘弁願いたいところですが、現場では職人さんたちがチーム一丸となって仕事をしています。
コンクリートは様々な職方(鉄筋、型枠、ポンプ屋、生コン工場、土工などなど)の連係プレーが大切で、その仕上がりは、状況によって様々です。いいコンクリートの建築を造るのは非常に難しく、細かな配慮が要求されます。いい仕事をしたいという強い思いと下手な仕事はできないという全職人のプライドをかけた戦いでもあります。この思いがない現場はうまくいきません。
コンクリートでいい仕事を続けて来れているのも、職人の質に恵まれているためでもあり、その建設現場に関わりながら仕事の原点を学び、建築が立ち上がっていく姿に感動を覚えます。
建設現場で進むプレファブ化に一番対抗するローテクなコンクリート打設ですが、今やたいていの木造住宅よりも手作り感、現場感が残るものになりました。
須波の家、田尻の家と現場の雰囲気、職人の仕事風景の写真を撮っています。その時々の美しさを設計者の視点で記録しています。
田尻の家の現場のスライドショーです。underconstruction/tajiri |
12:37, Thursday, Dec 17, 2009 ¦ 固定リンク
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