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那須には、地場産の石で芦野石という安山岩がとれます。 白河石と同じもので、福島県側で取れるものを白河石、栃木県側で取れるものを芦野石と呼びます。
同じ栃木県内には大谷石(凝灰岩)の産地もあり、このあたりでは柔らかく加工のしやすいこれらの石を使った石蔵(せきぞう)が数多く見られます。
那須の家では、多少でも地場産の石を使いたいと思い、玄関土間に使うことを検討しています。 先日、現場打ち合わせの折りに芦野石の石切場もある白井石材さん(http://www.shirai-ishi.com/)を見学させていただきました。
山を見て、加工場をみると、その石の特徴が肉体的につかめてきます。先日訪れた北木石(花崗岩)とは石の切り出し方、寸法、加工の仕方などの細かい部分での違いがよく判ります、
近くにはこの芦野石を使った隈研吾さん設計のStonePlazaがありますが、白井石材さんが運営する建物です。 地元産の石について、学び宣伝する施設を、公共施設ではなく一企業が自らでつくってしまう文化度の高さは、各地で見習いたい部分でもあり、またそれが成功しているのがすごいと思いました。
建築家に依頼したことと、建物の設計レベルがその期待に応えて高いこと、この二つが集客性、宣伝効果、継続性での成功の鍵だと思います。
福山にも数多くの地場産業があります。ぜひこのような学習館を設計する機会を与えてください。頑張ります。
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13:53, Wednesday, Sep 30, 2009 ¦ 固定リンク
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