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静かな建築に惹かれる。
環境の中に建物が存在することから始まる。佇まいが全てを語るような。あえて言葉にすると、凛とした佇まいや、品を醸し出す建築。そこでは建築が多くは語らなくとも、ボリューム感、プロポーションだけで建築は成立できる。
建物内部に入ると、空間の構成によって、巧みに空間の大小や空間の連続、内外の境界が演出され、何もなくとも心に訴えかけてくる建築がつくれる、そこでは平面や断面の基準となる芯が全てを律する。大工の世界では、墨(通り芯)は、後輩に任せるのではなく、大工の棟梁が自ら打つべきものだという。
見る者によって質素なものの中に見いだされる情緒、そういう美のあり方に惹かれる。
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11:36, Thursday, Oct 30, 2008 ¦ 固定リンク
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