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村上春樹の「ノルウェイの森」が映画化されるニュースがあった。2010年公開予定でトラン・アン・ユンというベトナム出身の監督が撮るということで、微妙な男女関係がどう映画化されるのか楽しみである。 小説が発売された頃の僕自身のまわりの東京の風景と小説のストーリーを重ね合わせてこの本を読んでいたため、あの頃の東京の雰囲気がいかに再現されるか見てみたい。
「ノルウェイの森」では、村上春樹自身が過した学生寮「和敬塾」が小説の舞台となって登場するが、僕もこの和敬塾に入寮していた。 ちょうど寮にいた時に小説が発売されたこともあって、当時はこの小説で盛り上がり、「ノルウェイの森」の学生寮ということで遊びに来てくれた友人達も多かった。
映画では、この一風変わった学生寮がどのように登場するかとか、新宿のジャズ喫茶Dugがどう登場するのか実在の場所なだけに映画の中でどう扱われるかが楽しみでもある。
和敬塾は大きな敷地の中に、西寮、南寮、北寮と、寮が3つの棟に分かれているのだが、村上春樹と僕がいた西寮は、老朽化のため建て替えをすることになり、ちょうど今解体され新しい寮が建設中である。今一歩映画に間に合わなかった訳だが、ぜひ雰囲気やつくりが同じ南寮や北寮をつかって撮影されたら嬉しいのだけれども。
寮内にある和敬塾本館(http://maskweb.jp/b_wakei_1_1.html)は昔の細川侯爵邸で立派な洋館。都の文化財に指定されている。 この本館は映画の撮影場所として多くの映画に使われていて、金城 一紀原作「恋愛小説」では和敬塾や周辺の目白台の坂などほとんどのシーンで使われていた。小西真奈美と玉木宏が主演の映画で、もわもわな男女の関係も「ノルウェイの森」のもわもわ具合に似ているかもしれない。いずれにしろ、僕には縁遠い世界のお話だ。 |
12:02, Saturday, Aug 02, 2008 ¦ 固定リンク
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