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中国新聞(http://www.chugoku-np.co.jp/News/Tn200807160169.html)によると、駅前ロータリーの計画見直しを明日、市長が発表とある。 内容は、地上部分は従来通り駅前ターミナルを建設し、地下部分を中止する。(石垣は地下に残る)遺構の一部を地下でライトアップし、ガラス越しに見られるようにする。
「福山駅前水辺公園駅前プロジェクト」が描く、駅前の広場像からは遠い。駅を降りて目にする風景は、どこにでもある駅前ロータリーになってしまうだろう。今後どうなっていくかは、市長選挙の結果とともに見守るしかない。
ここからは、今回の「福山城遺構は現状保存へ転換」のニュースとは関係なく、「福山駅前水辺公園駅前プロジェクト」のさらにその先に対する自分の考え(福山城再生計画)を述べる。
「そもそも駅が城中にあるのはおかしい。」ことを逆手にとって、「城=駅」となるようなディスプログラミングの手法をとる。(いろいろな用途を内包した建物を考えること)
駅でもあるし城でもあるし公園でもあるしターミナルでもあるし、美術館でもあるような、今までの単一機能である「駅」と「ターミナル」と「城」の複合体という言葉で説明できないような、「〜でもあるし、同時に〜と〜でもある」という今までに無い新しい建物を考える。
今回問題となっている駅南側だけでなく、長期ビジョンで駅そのものと、北側も修景していく。駅だって100年もすれば老朽化し建て替えを考える時がくるだろう。鉄道そのもののシステムも更新されるだろう。
最初にビジョン(城郭そのものが駅であるような姿)を描いておいて、今後はそこに全計画を誘導していく。100年越しの計画である。現状は「駅」と「城」はお隣どおし別物である。そこを乗り越えたい。城に新たな息吹きを吹き込みたい。
どこの都市も駅前の姿は美しくない。そこにつきる。わざわざ同じ姿を追うべきではない。美しい駅を100年計画で考え始めることを提案したい。駅の南口だけの問題ではない。
(福山駅に関連する以前の投稿)
福山駅前水辺公園プロジェクト http://www.jutok.jp/cgi/blog/blog.cgi/permalink/20080108123814
建築文化 http://www.jutok.jp/cgi/blog/blog.cgi/permalink/20080109191940
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11:22, Wednesday, Jul 16, 2008 ¦ 固定リンク
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